鎌倉・年金の仲間

全日本年金者組合 鎌倉支部

支部ニュース

浄智寺 福寿草

2016年3月「年金の仲間・鎌倉ニュース」より

  1. 3月4日 年金裁判移送 横浜地裁に抗議
  2. 鎌倉市議会を注視しよう
  3. これでは生活できない! 街頭署名に共感
  4. 投稿 私の願い
  5. コラム 万華鏡 鎌倉を見つめた写真家たち

「年金の仲間・鎌倉ニュース」は年金者組合鎌倉支部の機関紙です。毎月、鎌倉支部の活動や地域の情報、組合員の一言などを満載し、組合員に配布しています。ホームページではその一部を掲載します。

年金裁判移送 横浜地裁に抗議

3月11日、重税反対鎌倉市民集会で訴え

3月4日、私たちの年金裁判に対して、横浜地裁はついに東京地裁への移送を決定したとの通告がありました。これは憲法32条(裁判を受ける権利)に反し、当初厚労省が「不服であればお住まいの地方裁判所に訴えることができます」という説明を反故にすることですので、移送撤回を求めてつよく抗議しています。
 年金引き下げ違憲訴訟は移送攻撃とも闘いながら、いよいよ始まります。今、広く団体や個人に「年金裁判を支援する会」への参加を呼びかけています。組合員の皆さんも廻りの方々に支援を呼びかけて下さい。
 3月11日には、鎌倉市商工会議所で開催された、重税反対鎌倉市民集会に出席し、年金切り下げ違憲訴訟の意義を訴えました。7月参議院選挙(あるいはダブル選挙か)を控え、安倍政権は姑息にも消費税10%引き上げを取り下げるのではないか、と噂されています。政権はもしそうなれば、年金切り下げの口実として使うでしょう。
 私たちは、消費税引き上げに依存しない年金制度、社会保障制度を実現するよう、ますます運動を強めなければならなくなるでしょう。その時の力となるのは、年金者組合の仲間の数です。年金受給者の皆さん、これから受給する皆さん、ぜひお仲間になって下さい。私たちの暮らしは私たちの手で護りましょう。(公平)
2016年3月11日 重税反対 鎌倉市民集会            


鎌倉市議会を注視しよう。

目に余る一部議員の行動

2月議会の初日、「市政を市民と働く仲間に取り戻す会」が取り組んだ議員要請に参加して、噂通りの一部議員の異常な行動を目の当たりにしてしまいました。これが「選良」なのかと、こちらが恥ずかしくなりました。
 ごく普通に常識的に考えて、市職員労働組合が矢面に立たされている三課題(特殊勤務手当削減、給与削減の激変緩和措置、組合事務所移転強要)は職員側の主張に利があると思います。今すぐに当面している事務所問題については、3月9日に県地労委の審尋があり市職労現評の加藤会長が意見陳述しました。
 子供の家建設が事務所移転の口実に使われていることが誰の目にも明らかになったと思います。
 又、新たに組合費のチェックオフ問題が取りざたされているようです。一市民として、もっと鎌倉市議会の動きに注目してゆく必要性を感じています。(飯田)


中沢議員による一般市民への恫喝は許せない

2月10日、一部議員とそれに追隋する市長の鎌倉市職労への組合つぶしを目的とした事務所移転問題やチェックオフ条例提案が重要な局面を迎へ「鎌倉市政を市民と働く仲間に取り戻す会」は、午前9時に組合事務所に集まり、7会派、無所属8議員に「市長が和解に応じるよう」に要請行動を行いました。
 しかし、中沢議員は議会事務所に承認を得て要請に伺っているにもかかわらず、一方的に「体制が変わった」と横川市職労書記長や要請者に恫喝する許せない行動を行いました。(飛田)


私は見た! 喚きたてる「市会議員」を

今回の要請行動に参加し、4班に分かれて要請書を各会派の窓口にに届けました。ある議員からは「勝手に部屋に入ってきて要請書を部屋に置いていくのはけしからん」と一方的に喚きたてました。その後各班の責任者が要請先に書類を届けて散会となりましたが本当にびっくりしました。(井上)

これでは生活できない! 街頭署名に共感

3月15日 鎌倉駅前で年金と戦争法廃止署名活動

3月15日(火)鎌倉駅横浜銀行前での受給日宣伝行動を行いました。10時半から11時半までの1時間、組合員10名の参加で年金削減反対署名は68筆、戦争法廃止署名は47筆頂きました。
 今、年金受給者の47%が月額10万円以下で暮らしています。健康で文化的な生活は憲法25条で保障された国民の権利です。また、そのようにするのが国の責任です。先進国では最低保障年金制度が確立しています。
時々署名者と話が弾んで            

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 しかし、安倍政権はその逆を行くように、年金を抑制するマクロ経済スライドを導入、今後30年間も毎年0.9%ずつ引き下げる計画です。
 さらに来年4月には消費税が10%にあがることが決まっています。実施されると食料品などが据え置きされたとしても、年間一人あたり8万1千、一世帯当たり18万4千円の大増税です。これでは生活は成り立ちません。この政治の流れにストップをかけましょう。(秋野)
若い方も積極的に署名を            

投稿 私の願い

今年も新しいカレンダーをめくる。早いもので1月も終わり、2月を迎えた。「福は内…鬼は外」誰にも遠慮なく、大声を出して福を呼ぶ…。「今年は、あれもこれも挑戦したい」、いろんなことが眼に浮かんできます。先ず「健康第一」次ぎに「人に迷惑をかけない」そして「感謝の気持ち」。
 でも、昨年を振り返れば、何一つ満足にできなかった。今年こそはと思っています。あきらめず、努力を続ければ、きっとチャンスの順番が、巡ってくると信じています。おみくじと言えば、中吉!……にっこり笑ってうなずく。待ち人来たり…金運は…なし!
 来た道を振り返りながら、後悔するばかりですが、こんな時にいつも思い出す言葉があります。「一を聞いて、十を知れ」…今年もこの言葉を信じて行こう。元気で自分見失わないように、がんばりたいと思っています。
 少しの勇気が、私にとって人生への近道と思い思いたいです。私だけの道を迷わずに、行きたいですね。(読書サークル・村山知子)

コラム 万華鏡 鎌倉を見つめた写真家

先月(2月)、鎌倉生涯学習センターで、写真展「鎌倉を見つめた写真家たち」が開催された。
▼展示写真の中心になったのは、鈴木正一郎というカメラマンが、昭和30年から約30年間にわたって、鎌倉の隅々を撮り続けた写真である。
▼毎日多くの市民がその写真の前で、楽しく会話をしていた。会場は満員で、2日続けて訪れるリピーターもいた。写真の前で、3時間も滞在して、俳句を何首も詠んだ方もおられたようだ。
▼その写真は、美しいところばかりを撮ったものではない。市民や観光客の日常生活を撮っている。その時代の空気が感じられる写真であった。鈴木氏は鎌倉の歴史の残像をもとめて、社寺ややぐら、発掘現場に足を運んでいるが、今泉や笛田、七里ヶ浜などの大宅地造成の様子を、執拗に追いかけている。
▼鈴木氏は故人、有名な写真家ではない。当時は東京から毎週通っていたそうだ。なぜ彼がこれまでに愛情を込めて鎌倉を撮り続けたのか、知りたい。戦時中は「戦闘機に乗っていた」という話しも会場から聞こえてきたが。(恵)