全日本年金者組合 鎌倉支部
更新日 2025年6月4日
2025年3月26日 大雄山最乗寺
最乗寺 山門
最乗寺 参道
里山の早咲き桜
2025年1月 寒川神社
2025年4月26日 川崎大師
2025年2月19日 熱海梅園
1月21日 新羽 西方寺
2024年11月8日
ねんきん一揆。日比谷野音
2015年 鎌倉地区メーデー プラカードコンテストで優勝。ちなみにこの動物は、昨年の干支の羊です。
年金者組合は消費税が導入された1989年に創立され、「最低保障年金制度」の実現のために運動してきました。年金受給者及び受給予定者であれば、性別・国籍・年齢などを問わず、加入できます。2020年7月の時点、で47都道府県842支部に広がり組合員は10万入を超えています。年金受給者の唯一の民主的な全国団体として、年金制度の維持・改善を求め、国・厚労省や地方自治体と様々な交渉を行ってきました。特に「消えた年金」の問題では失われた年金回復措置を強く国に求め、また後期高齢者医療制度の廃止などの社会保障に関する要求を掲げて運動をおこなってきました。
しかしながら、国は2013年から「特例水準の廃止」として年金を2.5%の削減を行いました。さらに少子高齢化を理由に、2015年4月からは「マクロ経済スライド」の実施に踏切りました。これは約30年にわたり、毎年約1%ずつ年金受給額を削減していこうという者です。私たちは、現在の受給者だけでなく、将来の受給者にも犠牲を強いることになるこの制度の廃止を強く求めています。そして2015年には全国で「年金引き下げ違憲訴訟」に立ち上がりました。
2016年1月25日 横浜地裁前 移送抗議集会
この裁判は、年金削減は年金受給者の憲法25条に保障された「生存権」を奪う「憲法違反」であるとの訴えであり、日本で初めての年金集団訴訟として注目されています。具体的には一昨年の特例措置解除による1%の削減に対する不服審査請求が却下されたことに対する行政訴訟として提起しましたが、この裁判を通じて、年金を含めた社会保障の充実を訴えていきます。
全国の4千人に及ぶ原告は都道府県ごとの地裁に訴えています。神奈川でも昨年7月、255人の原告が横浜地裁に提訴しました。ところが厚生労働省は、行政訴訟であるので、高裁のある都道府県の地裁で受理するよう働きかけています。これは国民の裁判を受ける権利を著しく阻害することです。いま年金者組合の各都道府県本部は裁判所に対し、移送はするなとの要請を強めています。2016年にはいよいよ神奈川でも年金裁判が開始されます。ご支援をよろしくお願いします。
今、低年金者の自殺が現実の問題として起き始めており、私たちの命と暮らしを守る運動は、待ったなしに必要とされています。また、現役世代の皆さんの年金制度への不信感が強まり、国民年金掛金の未納も増えており、何よりも派遣労働など雇用の不安定な状態が公的年金の財源不足の大きな原因になっています。また、最近の安倍政権は、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)による年金積立金の株への投資枠を増やして大きな損失を出すなど、年金制度の破壊につながる悪政を続けています。年金裁判は、このような国の年金制度破壊を許さず、若い人も高齢者も安心してくらすことのできる年金制度、社会保障制度を実現させることにつながると確信しています。
また、ひとりぼっちの高齢者をなくし、みんなで、生きがいや、楽しみ、趣味などで生き生きと暮らしていくことのできる「まちづくり」を各地域で起こしていくことも急務です。これらの課題に立ち向って活動していますが、年金者組合の最大の特色は、みんなで建康で豊かな老後を日々楽しんでいることです。様々な行事やサークル活動を通じ、元気でいきいきした毎日をめざしているのが年金者組合です。
1990年の結成当時18人だった会員数が2020年には約240人となっています。現在の活動は年金削減反対を訴える毎月の宣伝活動、年金学習会を定期的に行い、健康ウォーク、カラオケ、手芸、写真サークルなど11のサークル活動を行っています。
鎌倉市と懇談 年金者組合鎌倉支部は「まちづくり」の一環として、高齢者の生活を中心に、身近な地域の問題に取り組み、要求をまとめて市当局と話し合っています。また、鎌倉労連に加盟し、鎌倉・逗子・葉山地域メーデーに参加して、統一要求を提出し、懇談の場に参加しています。いままでも、高齢者交通補補助の廃止問題などで交渉し、また肺炎球菌ワクチンの補助については一定の成果も得ています。また、2015年からは、鎌倉市高齢者いきいき課との懇談機会を設けていただき、高齢者のかかえる様々な問題に関して、市当局との建設的な意見の交換を行っています。2021年度からは、「加齢性難聴」に取り組み始めました。
鎌倉の戦争遺跡めぐり 年金者組合鎌倉支部は、2011年8月に『鎌倉と戦争 生きてきたを伝える』を刊行しました。それをきっかけに、鎌倉市内にも戦争に関連した陣地構築の跡や、防空壕、軍需工場の遺跡などが残されていることを知りました。しかし、日々これらの遺跡は姿を消しています。そこで年金者組合鎌倉支部としても、鎌倉市内に残る戦争遺跡をさがし、知ることが大切だと考え、フィールドワークとして「市内戦跡巡り」を計画し、2012年に北鎌倉、13年に富士見町・山崎、14年に玉縄、14年に深沢と、毎夏に実施してきました。2016年からは戦争体験者の話を聞く会などを行っています。
鎌倉は空襲を受けなかった、あるいは文化都市なので空襲から護られたと言われていますが、実は太平洋戦争末期のアメリカ軍上陸に備えた陣地構築が市内でも行われ、その遺跡が残っています。また要塞地帯であったこともあり、戦争ともけして無関係ではありませんでした。
戦争体験が風化しようとしている現在、戦争を知る世代である組合員から戦争体験記を集めて、この鎌倉の地域でも戦争記録の一環として残そうと考え、2011年8月にこの小冊子を編纂しました。まだ残部がありますのでご希望の方は別記連作先までご連絡下さい。
年金者組合神奈川県本部20周年記念行事の一環として進められていた共同墓所の建設が完成し、2011年11月14日、墓碑の除幕式と祝賀会が開催されました。共同墓所は見晴らしのよい南葉山霊園内にあります。
共同墓所は年金者組合に加入していればどなたでも申し込みが出来ます。鎌倉支部からも、今まで数名の方が納骨されました。現在300人以上の方が申し込まれています。お問い合わせは、年金者組合鎌倉支部までお願いします。
年金者組合・鎌倉支部の活動、サークル活動などに関するお問い合わせは、こちらからメールでお願いいたします。
全日本年金者組合は、年金受給者および受給予定者が作っている労働組合です。鎌倉およびその周辺にお住まいの方なら、年齢・性別・信条・国籍を問わず参加できます。
加入申し込みは、次の申込書をダウンロードし、下記FAXまでお送り下さい。
加入申し込みFAX 0467-41-0927 書記長 公平(きみひら)武治
わからないこと、こまっていることみんなで解決
組合員の皆さん、一般の皆さん、どなたでも年金(国民年金・厚生年金・共済年金・企業年金)に関するご質問、ご相談をメールでお受けいたします。年金に関してわからないこと、困っていること、何でも結構です。ご質問には年金者組合神奈川県本部特別執行委員で鎌倉支部・「年金学習会」の講師の夏野弘司先生(社会保険労務士)がお答えします。