10月のニュース      更新日 2014年11月12日


マウスを重ねると怒りだします

 私たち年金者組合は、年金引き下げや、支給年齢引き上げなどの年金制度改悪に反対です。そして社会保障費負担を口実にした消費税アップにも反対です。
 老人や女性に多い無年金や低年金を無くすため、最低保障年金を実現しましょう。

news 1 年金とくらし守れ!! 20万請願署名 大詰めに

 私たちは昨年からの年金切り下げに対する不服審査請求に続いて、この8月から、「マクロ経済スライド」による年金の長期的なカットなどの悪政を阻止するため、次のような直訴状をかかげて、「くらしと年金守れ」20万請願署名運動への取り組みを開始しました。
 署名は11月4日現在、全国で15万を超え、目標達成まで、あとわずかとなっています。12月17日には、首相官邸・厚労省に「直訴」し、一人一筆の請願署名を提出する予定です。
 残りも1ヶ月となりました。まだ署名をなさっていない方、ぜひお願いします。請願署名ですので、どなたでも署名できます。年金受給者だけでなく、これから受給する現役世代の皆さんにとっての大問題です。現役世代の皆さんもぜひ、署名にご協力津ださい。

直訴!! 内閣総理大臣 安倍晋三様

 年金削減を不当とする不服審査請求が12万6千642通提出されました。物価上昇、消費税増税、医療・介護の改悪のなか、年金が下げられ続けようとしています。少子高齢化に合わせて年金を毎年下げていくしくみ、「マクロ経済スライド」も動き出そうとしています。これでは高齢者はくらしていけません。
 非正規雇用が増え、若い人もこのままでは将来の年金が不安です。だれもが高齢期に安心してくらせるよう下記事項について請願します。

【請願事項】

  1. これ以上の年金引き下げはやめてください。年金引き下げのしくみ「マクロ経済スライド」は廃止して下さい。
  2. 「最低保障年金制度」を作って下さい。当面、基礎年金の国庫負担分約3.3万円をすべての無年金・低年金者に支給してください。
  3. 国民年金の保険料納付期間の延長と年金受給開始年齢のさらなる引き上げをやめてください。
  4. 消費税増税を元に戻し、10%への増税は中止して下さい。

 12万余の不服審査請求は、想定されたとはいえ、門前払いの扱いでした。それでも政府は4月に予定された1%のカットを0.7%に圧縮せざるを得ず、12万の直接請求を無視できないことが明らかになりました。しかし物価は0.3%上昇しているので、実質1%のカットには変わりはありません。また、来年4月には残りの0.5%カットが予定されています。
「マクロ経済スライド」で毎年約1%カット?
 しかも政府は更なる年金カットを企てています。2.5%のカットは、過去の「特例水準」という政府の言う「年金の払いすぎ」が口実でしたが、今度は、将来の少子高齢化に備えるという口実で、年金支給額を約1%ずつ減らしていこうというものです。来年4月の特例水準解消の残り0.5%カットが終われば、つぎにいよいよ「マクロ経済スライド」が実施される恐れがあります。
「マクロ経済スライド」とは
 発令されようとしている「マクロ経済スライド」は、少子高齢化を見越して、物価上昇分の年金スライドを押さえ込もうというもので、2004年度の年金制度改悪でインフレ時に発動されることになったものです。デフレが続いたため発動されていませんでしたが、今年の6月3日に厚労省は「年金財政検証」を行い、デフレ時にも発動するという改定を発表しました。
 その「理屈」は、高齢者の平均余命の伸びを0.3%、現役人口の減少を0.6%、合わせて0.9%、つまり約1%と見込み(この数値は将来見直され、1%を越えることが予想されます)、その分の年金を毎年下げていき、「100年安心」の年金制度にしようと始まったものです。このままいけば、100年安心どころか、年金はゼロになってしまいます。
世代間対立を煽る政府とマスコミ
 今、政府やマスコミは、高齢者が「年金をもらいすぎている」、掛け金を負担している若者が犠牲になっている、さらに年金負担が国の財政を圧迫し、経済成長を阻害している・・・など、やっきになって高齢者と若者を敵対させ、世代間対立を煽っています。
 しかし、「マクロ経済スライド」の実施は、将来の日本の社会保障のあり方をゆがめる悪法としか言えません。「経済学者」や「マスコミ」は、「マクロ経済スライドをデフレ下でも適用すべである」という論調が多いことは事実です。しかし、それらの言説は、経済成長最優先の思想にもとづき、社会福祉を削減して他の財政に回すという、高齢者の人権を無視した恐るべき発想です。
本当の「持続可能な年金制度」に!
 「マクロ経済スライド」は、少子化による年金財源の枯渇を回避するためとされていますが、本来、年金のような社会保障財源は憲法第25条2項にうたわれているように国の責任で確保すべきものであり、現在のような賦課方式によるべきではありません。また、税負担と言っても消費税のような弱者からも取り立てるものではなく、負担能力のある大企業や大資産家への応分の課税でなければなりません。「現役世代が年金世代を支える」とか「若者が老人を支える」という発想としくみを変えなければなりません。「持続可能な年金制度」の基本となるのは、年金者組合が主張している「税による最低保障年金制度」しかありません。
社会保障の充実こそ少子化対策
 そもそも少子化は原因は、現在の若い世代が将来に不安を感じているからであって、雇用と社会保障の充実こそが少子化対策であることは言うまでもありません。その雇用と社会保障をズタズタにしてしまうことは、さらなる少子化を産むでしょう。この「マクロ経済スライド」は社会崩壊につながる悪循環の第一歩(すでに第何歩目かに入っているかも知れませんが)になることを畏れます。
一人一筆の直訴を!
 「マクロ経済スライド」と間違った「社会保障と税の一体改革」路線による消費税増税などの悪政をストップさせるため、今、声を上げ、一人一筆で内閣総理大臣に直訴状を提出しようではありませんか。全国で20万の請願を目指し、12月までに提出します。憲法に保障された「請願権」にもとずく請願です。年金受給者だけでなく、将来の受給予定者の方、未成年の方でも請願できます。ぜひごいっしょに請願しましょう。

請願用紙はこちらです。
署名されたら、FAX(0467-41-0927)で送っていただければ幸いです。

 まず私たち自身で「マクロ経済スライド」とは何か、何が問題か、
それとどう戦うか、学ぶことから始めましょう。
厚生労働省「マクロ経済スライドについて」
日本年金機構 用語解説「マクロ経済スライド」
今年6月の年金財政検証については、年金トピックス No.23をごらん下さい。


news 2 10月13日 鎌倉支部第25回定期大会を開催

「いのちと暮らしを守れ 直訴!20万署名」をやりきりましょう。
 第25回定期大会 開催されました。
25大会

 台風19号が近づく中、2014年10月13日午後2時から、鎌倉芸術館3階集会室にて、鎌倉支部第25回定期大会が開催されました。当日参加は33名、委任状が88でした。中島みち子さんを議長に選出し、来賓の土志田神奈川県本部委員長、早川鎌倉労連委員長などのみなさんのごあいさつに続き、活動報告をスライドで行った後、決算・方針案・予算案の審議を行いました。

役員
執行部

 方針では、昨年度の不服審査請求運動に続いて、現在取り組んでいる「いのちと暮らしを守れ、直訴!20万署名」をさらに強め、支部目標1000をやりきることが第一に掲げられました。今政府が進めようとしている、マクロ経済スライドの適用という半永久的な年金カットは、私たちだけでなく、現役世代の皆さんとも共闘していかなければならない課題です。また、対市交渉で勝ち取った肺炎球菌ワクチン補助に続いて、残された高齢者交通費補助とゴミ有料化問題など、鎌倉市高齢者いきいき課との話し合いをさらに続けていくことが提案されました。また要求実現のためにも、今年度は実現できなかった「仲間増やし」に積極的に取り組む方針が示されました。

日野さん
熱心な発言

 質疑応答では、日野さんから組合設立時の経験を踏まえ、組合員拡大こそが大切であることの指摘があり、また石田さんからはゴミ問題や武田薬品問題など、地域要求に取り組む必要があること、夏野さんからはマクロ経済スライドや年金制度改悪の動きの阻止するためにも、年金者組合の存在が重要になっているとの発言がありました。最後に執行委員会からそれらの課題に取り組むことが表明され、拍手ですべての議案が可決されました。


大会4 大会5

続いて役員選挙が次の新役員が選出されました。

吉原さん
退任執行委員を代表し、
吉原捷利さんが挨拶。
皆さん、ごくろうさまでした。

委員長  飯田洋   
副委員長 伍 淑子  山内壽代
書記長  公平武治  
書記次長 小林 茂  田口 清
執行委員 秋中一允  秋野雅彦  伊藤善彦
     井上裕子  木内四郎  鈴木浄枝
     高野敬子  冨岡泰子  飛田俊明
     中島みち子 西田博昭  吉原洋子
会計監査 金子義雄  横田和賀子
なお、退任された執行委員は次の皆さんです。
 吉原捷利 福島吉照 米田末次 猪俣静江

台風が接近中であったため、予定した懇親会は残念ながら中止いたしました。

news 3 10月24日 共同墓所 秋の墓前祭

 10月24日(金)、年金者組合神奈川県本部の共同墓所である横須賀市の南葉山霊園で、秋の墓前祭が行われました。鎌倉支部も含め、県下の各支部から、約280名の皆さんが参加ししました。

墓前祭

 秋晴れのもと納骨式、墓前祭と続き土志田委員長の「平和を願い生活向上のために共に闘ったお仲間と、あの世でも一緒の永久の住み家です」と挨拶がありその後、よこすか平安閣の懇親会では、杉山さんの献杯に始まり、茅ケ崎支部の太極拳と剣舞を楽しみました。
 各テーブルからのご挨拶は、「2度と戦争してはいけない」「アベノミクスは貧坊人から金を取る」「この共同墓所が出来て大変良かった」「夫は普通の墓ですが私は共同墓所に今、決めました」等があり、墓所準備中の群馬県本部からは神奈川のような海は無いが、上毛三山を取り入れた墓所を作り、神奈川の山本さんへ「ざまーみろ」と言いたいなど頼もしい発言がありました。

墓前祭合唱

 墓前祭と懇親会で生演奏して下さった弁護士でミュージシャンの高橋由美さんの伴奏で、参加者が大勢舞台に上がり「ふるさと」「見上げてごらん夜の星を」など懐かしい曲を沢山うたい最後に全員で輪になって「青い山脈」を歌いました。鎌倉支部から斎藤さんご家族・土岐さん・伍さん吉原が参加しました。

年金者組合神奈川県本部共同墓所については
こちらをごらん下さい。

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みなさんこんにちは。ご訪問、ありがとうございます。わたしたちは鎌倉市とその近辺に住んでいる年金受給者(またはその予定者)で作っている組合です。このホームページはわたしたちの活動を広く知ってもらい、仲間をふやすために、2011年10月に開設しました。まだつたないものですが、ご意見・ご感想をお寄せ下さい。

年間の主な日程

4月 花見の会
5月 観劇会
   NPOフェスティバル
5月 メーデー
5~6月 春の旅行
9月 月見の会(稲村ヶ崎)
   定期大会
10~11月 秋の旅行
   年金者一揆
12月 喜寿のお祝いと忘年会

3ヶ月ごとにお誕生会を兼ね
おしゃべりサロンを開催。

年2~3回、市長とのふれあい
トークを行っています。

8月の花



ピンクのガウラ
白蝶草
花ハイク8月のページ
から拝借しました。

特集・鎌倉の春

①段葛








吉原捷利さん撮影



②源氏山







青沼慶祐さん撮影