ニュースのページ      更新日 2014年12月19日


マウスを重ねると怒りだします

 私たち年金者組合は、年金引き下げや、支給年齢引き上げなどの年金制度改悪に反対です。そして社会保障費負担を口実にした消費税アップにも反対です。
 老人や女性に多い無年金や低年金を無くすため、最低保障年金を実現しましょう。

news 1 年金とくらし守れ!! 一人一筆請願署名

  全国で293,151筆!
     12月17日、内閣府に提出

12-03街頭署名
2014年12月3日 大船仲通

 年金者組合は、「マクロ経済スライド」による年金の長期的なカットを阻止するため、8月から「くらしと年金守れ!一人一筆請願運動」を20万筆を目標に取り組んできました。署名活動は皆さんの幅広いご支援により、目標を大きく超え、29万3151筆となりました。神奈川県でも2万筆を越え、鎌倉支部では過去最高の888筆を集めました。
 安倍内閣は財政政策の破綻を覆い隠すため、消費税10%引き上げ延期という好餌で国民を騙して総選挙に討て出て、ねらいどおり与党で3分の2の議席を得ました。この選挙直後の17日、年金者組合は請願署名第二次分14万5千余筆(一次分含めて約29万)を内閣府に提出しました。

「マクロ経済スライド」発動を阻止しましょう

 政府は消費税引き上げ延期を口実に、低年金者への補助や年金支給条件を25年から10年に短縮する措置を実施しないと云っています。そしていよいよ「マクロ経済スライド」の実施が迫っており、GPIFによる年金積立金の株への投資の増額が行われようとしています。 12-03街頭署名011
 新しい議会と政府が構成されることになった今こそ、「一筆直訴」29万筆を国に向けて提出する絶好の、そして強く訴えなければならない、時期となりました。私たちは、この29万署名の力を背景に、安倍内閣に「年金を下げるな!」・「最低保障年金を実現せよ!」という要求をぶつけ、「マクロ経済スライド」の実施や支給開始年齢の引き上げなどの動きを阻止しましょう。

鎌倉支部は12月3日・15日に街頭署名実施
署名合計 888筆に到達

12-15街頭署名01

 鎌倉支部でも組合員が地域や職場、知人に署名の輪を広げ、また12月3日(水)には臨時の署名活動と、12月15日(月)には恒例の年金支給日の街頭署名をそれぞれ大船仲通で実施しました。
12-15街頭署名02  その結果、15日の最終集計日には、合計888筆となりました。これは、組合員の約3.7倍にあたり、過去最高の数字です。それだけ高齢者、年金受給者、そして今掛金を負担している現役世代の皆さんの要求が強かったという事でしょう。
12-15街頭署名03  とくに総選挙開票日の翌日15日は、1時間で76筆という今までにない署名が集まりました。国民の審判とは云え、異常に低い投票率、小選挙区という制度のからくりによって与党が勝ったことによって、高齢者の生活不安、社会保障の後退がつよまることを懸念し、皆さんが今こそ「年金下げるな!最低保障の実現」の声を上げなければならないとの思いに共感された結果ではないでしょうか。
12-15街頭署名04  署名だけでなく、長い間話し込んで生活の不安を訴える高齢者が何人もおられました。そして今回は、現役世代や20代の若者が、積極的に署名に応じてくれたことが最大の変化と言えます。
12-15街頭署名05 低賃金・就職難に加えて将来の社会保障への不安、さらに集団的自衛権や特定秘密保護法という戦争への道、原発再稼働や核廃棄物の問題など命と暮らしの両面で脅かされていることに若者の怒りは増しています。
 菅原文太さんが沖縄県知事選で訴えていた「政府の仕事は二つある。国民を飢えなせないことと戦争をしないことだ」という言葉が、今ずっしりと響いてきます。

12-03街頭署名
2014年12月15日 大船仲通

「一人一筆、直訴!」に寄せられた声
「一言欄」のいくつかを紹介します。

  • 現在62歳、65歳から年金の年額は60万足らずです。今から不安です。これからは毎月食べていくだけでいっぱいいっぱいです。「最低保障年金制度」をぜひ実行していただきたいと思います。
  • 私は現在33歳です。将来の不安を感じます。結果消費を抑え貯蓄を重視する生活を送っています。こうした不安定な制度の導入や生活の成り立たない保障制度は根本的に見直してほしいと思います。
  • 少子高齢化のもとで年金引き下げはやむをえないといっているが、少子化現象をつくったのは国の政治責任であり、それを理由に年金生活者の生存権を奪うことは許されない。少子化により年金財源が不足するならば不足分は国庫で負担すべきであり、憲法25条2項により国の責任で国民の生存権を保障すべきである。軍事費増強よりも社会保障を重視せよ。
  • 12-15街頭署名03
  • 年金はなぜ2ヶ月に1度の支給ですか。毎月の支給にしてください。高齢者が安心して暮らせるように、これ以上年金を下げないでください。若い人が将来に希望のもてる年金制度を考えてください。
  • 長い間働いて掛金を支払ってきましたが、専業主婦のかたによってはいろいろ条件が違うので一概には言えませんが、優遇される方と格差がありすぎます。長い間まじめに働いてきた女性は少なからず特に団塊の世代、国にかなりの税金を払ってきています。そういうところを考慮して頂きたいと思います。
  • 私たちの生活する民主主義社会は契約社会です。私たちが在職中に結んだ契約によって年金は支給されます。それを政府の都合で国民年金の保険料納付期間の延長と年金支給開始年齢の更なる引き上げなどやめてください。
  • 収入は年金のみ、同居の子どもは安い賃金で働いているため私のくらしに補助などは無理。年金の引き下げ、医療・介護・消費税の引き上げは、くらしを直撃しています。貯金を取り崩していますが、目減りは続きいつまであるか不安です。高齢者に早く死ねというような政治は許せません。高齢者の生きる権利を保障してください。
  • 年金のみが毎日の生活の糧です。安倍さんはこの生活ご理解いただけますか。これは私だけではないと思います。年金は全てが生活費として還元されていきます。下げるだけが能ではないはずです。年金は下げるのではなく上げる方向で考えられては如何。
  • 百年安心と言っていた年金、百年どころか数年で減額、一般社会ではこういうことをサギと申します。将来生活が不安で必要なものも我慢して生活しています。これで景気が良くなる訳ありません。景気よくすると円安政策を取れば消費財が高くなるのは自明のこと。株価が上がって得した者は以前のように累進課税で支払うべき。
  • 年金で一番ひどいと思うのは25年間掛け続けないとまったく支給されないこと。会社の都合で掛け金が払われず無年金になってしまった人を複数知っている。マクロスライドという方法は無責任と思う。最低限の老後保障は削るべきではない。
以上は鎌倉支部で集めた署名888筆の中のごく一部です。
12-03街頭署名
2014年12月15日 大船仲通 アップル前

news 2 鎌倉市議会、「年金下げるな」陳情を審議せず。

 年金者組合鎌倉支部は、11月27日、鎌倉市議会に対して、年金を切り下げる「マクロ経済スライド」発動を行わず、最低保障年金制度を作ることを国に求める意見書を提出することを陳情しました。陳情の書面は次の通りです。

「マクロ経済スライド」発動による年金の削減の取りやめと
最低保障年金制度の実現についての陳情

1 陳情の要旨
  貴議会において、地方自治法99条に基づき、下記事項を意見書として国に提出していただきたく、陳情いたします。
 (1)年金の削減につながる「マクロ経済スライド」発動を行わないこと。
 (2)年金支給開始年齢の引き上げなど年金制度の改悪を行わず、最低保障年金制度の実現をはかること。

2 陳情の理由
 誰もが安心して老後を迎えるための根幹である年金制度が、いま大きく揺らいでいます。厚労省は昨年からの特例水準解消による年金削減に続き、いよいよ「マクロ経済スライド」を発動して長期にわたる年金削減を開始しようとしているからです。また、社会保障制度審議会年金部会では、支給開始年齢の引き上げも審議されていると報道されています。
 これらの施策は、現在の高齢者の生活を脅かすだけで無く、これからの年金受給者である現役世代の皆さんの将来への安心という希望を奪うものです。若い世代の皆さんの年金への不信は、年金未納を増加させ、さらなる年金財源不足という悪循環につながることは明らかです。また、年金削減は鎌倉市の税収の減少につながり、財政にも悪い影響を与えます。
 年金の削減に加え、鎌倉においても交通費補助の凍結など、目に見えた高齢者施策の後退のなか、医療や介護への不安、消費税の8%への増税など、日々の暮らしが脅かされ、不安を強めています。高齢者すべてが十分な年金を受給しているわけではありません。鎌倉の高齢者の中にも、わずかな国民年金だけに依存している方、無年金の方、健康に不安を抱えている方、一人暮らしの方がたくさんいます。
一方、若い世代の皆さんには就職難のなか、非正規雇用がますます増え、年収200万円以下の低賃金に苦しんでいる方がたくさんいます。厚生年金が適用されない若い人たちが、国民年金さえ「どうせもらえないんだから」と言って加入しないでいるのが現状です。
 さらに消費税引き上げ延期によって、低年金・無年金者への給付金の支給と、納付期限の25年から10年への短縮も停止されようとしていますが、本来、これらの社会的弱者救済は消費税と関係なく実施すべきです。
 このようななかで、長期にわたる年金削減施策である「マクロ経済スライド」発動や年金支給年齢の引き上げなどの制度改変は、社会の安定を脅かす恐れがあると危惧しています。私たちは、かねてから年金問題の解決の道は「最低保障年金制度」の実現にあると考えておりますが、まず当面の上記二点について、貴議会におかれましては十分にご審議いただき、国への意見書を提出していただきますよう、陳情するものです。

 平成26年11月27日
                 提出者 鎌倉市 台
                   全日本年金者組合鎌倉支部
                     委員長  飯 田   洋 印
鎌倉市議会議長  中 村 聡 一 郎 様

 ところが翌日、議会事務局から連絡があり、議事運営委員会で陳情の取り扱いを検討した結果、本陳情は「願意が本市の事務に属さない」と判断し、委員会への付託、審議は行わず、全議員に写しを配布する、と決定したと通知がありました。つまり、市議会ではこの陳情について審議はしないという、実質的な不受理ということです。
 これは憲法に保障される請願権、および地方自治法99条に定める地方議会の意見書提出の規定に反する、不当な判断と言わざるを得ません。鎌倉支部では、12月19日、鎌倉市議会に対し、次のような質問状を提出しました。

平成26年12月19日

鎌倉市議会議長 中村聡一郎殿

全日本年金者組合鎌倉支部
   委員長 飯 田   洋 印

質問状

 貴会におかれましては、ひごろから鎌倉市民のために健闘しておられることに敬意を表します。
 さて、私たち全日本年金者組合鎌倉支部は、さる11月27日、「マクロ経済スライド」発動による年金の削減の取りやめと最低保障年金制度の実現についての陳情を提出させて頂きましたところ、翌28日、議会事務局より、議会運営委員会で検討した結果、「願意が本市の事務に属さない」と判断し、委員会への付託、審議は行わず、全議員に写しを配布する、と決定したとのご連絡をいただきました。
 この決定は、年金は鎌倉市とは関係のない国の専管事項にかかるものであるからとのご判断によるものと拝察いたします。しかし、国の施策に対し、国民が地方自治体の議会を通じて意見書を提出することは憲法に保障された請願権の一部であり、地方自治法第99条にも即したことであります。従って、今回の議会運営委員会のご判断は、国民の請願権を制限する、誤ったご判断ではないかと強い疑念を感じざるを得ません。
 ちなみに、貴会におかれては、集団的自衛権の行使に関する意見書・特定秘密保護法に関する意見書・北朝鮮による日本人拉致問題に関する意見書などは審議をしておられると承知しております。また、他の自治体の議会においては年金削減問題に関する意見書提出の陳情を受理し、委員会で審議している所もあることを申し添えておきます。
 また陳情に際し、「陳情の理由」にも述べましたとおり、年金支給額の減少は鎌倉市の財政にも直接影響することであり、このような問題について審議をしないということは議会としての責任を果たしていないと言わざるを得ません。
 つきましては、今回の措置につきまして、次の点をご質問させていただきますので、ご回答いただきたく、お願い申し上げます。

  質問(1) 「願意が本市の事務に属さない」との判断の基準は何か。
  質問(2) 年金制度に関する意見書について審議しない理由は何か。

                                以上

 鎌倉市議会の姿勢は、今後の年金者組合の活動にも大きな影響を与えるので、鎌倉支部として、重大な関心を持って市議会からの回答を待っています。回答内容によっては、さらに議会への働きかけを強める必要があると考えています。

news 3 12月2日 秋のバス旅行

 12月2日(火)、鎌倉支部恒例の秋のバス旅行を行いました。今回は、自然エネルギーの現状を知るために、東伊豆町の風力発電を見学に行き、帰りに修善寺紅葉園を訪ねました。
 あいにく風車は回っておらず、紅葉も散っていましたが、有意義な知識を広げ、金目鯛の昼食を味わい、沼津お魚センターで買い物を楽しんで帰りました。

東伊豆風力発電 東伊豆町の風力発電所、強風で風車は止まっていました。

向こうの山の風車は東京電力

伊豆での楽しい昼食  



楽しみにしていた金目鯛の煮つけ

修善寺の紅葉林、
前日の雨と風で散ってしまったそうです。



伊豆の青空と風車を背に記念撮影

秋のバス旅行「東伊豆風力発電見学と紅葉を訪ねる」
参加記

 衆議院選挙に突入したさ中の旅行となり若干少なめでも赤字回避の35名で西友前をいざ出発。車中恒例山内さんの面白勉強クイズでスタート。自己紹介とおしゃべり&居眠り3時間で東伊豆町に着きました。
 麓から町役場のバスに乗り換え天城連山に立つ東伊豆町風力発電所に到着。残念なことに600㎾出力の風車3基は風力が25m/s以上あると風車をストップさせるとのことで回っていませんでした。
 目的の二つ目、伊豆名物金目鯛の煮つけの昼食を美味しくいただき、三つめの目的修善寺もみじ林に向かいました。前日まではきれいだったという紅葉はこれまた残念なことに強風のため9割方落葉した後でした。
 最後に沼津ひものセンターでお土産を買い、帰路の車中は吉原さんのユニークな「ガン闘病談」は後学のためにもとても興味深くお聞きしました。2つの残念はあったものの気の合う年金者組合の仲間との一日は何にも代えがたく楽しい一日となりました。次回も楽しみ! です。

中島みち子

news 4 楽しいおしゃべりサロンを開催

12.10サロン
12月10日(水) 大船・新富会館
88歳の高橋さんの音頭で、まずはカンパーイ!

10月・11月・12月生まれの皆さんと、新しく組合に加わった皆さんを迎え、恒例のおしゃべりサロンを開催しました。

 手料理を持ち寄って、気軽なおしゃべりを楽しんでいます。 上は、みんなで楽しく「ふるさと」などを歌っています。右は朗読の伊藤さん(左)と詩吟の畠山さん(右)、お二人とも喜寿。皆さん、元気いっぱいです。


くわしくは鎌倉支部ニュース12月号をご覧下さい。

 

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2011年9月のニュース(10月1日更新分)


 

みなさんこんにちは。ご訪問、ありがとうございます。わたしたちは鎌倉市とその近辺に住んでいる年金受給者(またはその予定者)で作っている組合です。このホームページはわたしたちの活動を広く知ってもらい、仲間をふやすために、2011年10月に開設しました。まだつたないものですが、ご意見・ご感想をお寄せ下さい。

年間の主な日程

4月 花見の会
5月 観劇会
   NPOフェスティバル
5月 メーデー
5~6月 春の旅行
9月 月見の会(稲村ヶ崎)
   定期大会
10~11月 秋の旅行
   年金者一揆
12月 喜寿のお祝いと忘年会

3ヶ月ごとにお誕生会を兼ね
おしゃべりサロンを開催。

年2~3回、市長とのふれあい
トークを行っています。

8月の花



ピンクのガウラ
白蝶草
花ハイク8月のページ
から拝借しました。

特集・鎌倉の春

①段葛








吉原捷利さん撮影



②源氏山







青沼慶祐さん撮影